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包丁の研ぎ方 (出刃包丁)

今回は出刃包丁を研いでみます。

包丁を研ぐのは、達人になるまで3段階位テクがあるそうです。
筆者は基本的な部分しか解りませんが、一応UPする前に色々検索などをかけたりして確認しましたので
一般家庭で使うには充分だと思います。

まず、よくある包丁研ぎ器でございます。

万能包丁などの両刃用ですので、これは使っちゃダメです。
粗研ぎ用、仕上げ用が一緒になった砥石です。

最近は、100円以上の商品も増えましたね。

これを基にして、説明したいと思います。

最初に出来れば20分ほど、砥石を水に浸けておくといいみたいです。
別々に揃える場合は、中位の粗さの物と仕上げ研ぎがあるといいようで。

水をほんの少しずつかけながら、目の粗い方の砥石からやってみます。
砥石の下にたたんだキッチンペーパーなどを敷くと、滑りにくくなります。

途中出てくる泥状の砥石の粉も研磨剤になるので、流さないようにして研いでいます。

研ぎ方はこれと、刃先を3つに分けてそれぞれを刃に対して45度位の角度で研ぐ方法と2通りやってみました。

この画像の方法で一気に研ぐと、砥石の磨耗は早いですが力が均一に入って研ぎムラが出にくく、初めての方でも比較的やりやすいかと思います。
また刺身包丁もこのやり方で応用出来そうです。

※撮影のため右手が写っていません。
研ぐ時は少し力がいりますので、右手もしっかりと柄を支えて下さい。

研げたかどうか、刃先を触って確かめています。

研いだ反対側の刃を指で触って、刃にザラッとした出っ張りを感じるようになります。 これを『返り』と言うそうです。

これが刃全体に出るようになったら次の段階に進みますが、切っ先付近の刃が少し上に反っているので、先の部分だけちゃんと研げてないようです。

そこで、左手の薬指辺りに力を入れて、回し気味に押して切っ先を研いでみました。

ここをきちんと研いでおくと、魚の身を背と腹に分ける作業などがとても楽になります。

刃全体に返りが出たので、反対側にひっくり返しました。

今度は包丁に角度をつけず、べったり砥石に置いた状態で手前に引くようにして研ぎます。

力はほとんど入れなくて大丈夫です。
これも刃全体に・・返りが取れる程度で良いそうです。

こちらも、返りを取っている所です。

全体にとれたら、もう切れる状態になっていますが粗い面で研いだため、明るい所で見るとキズがキラキラしています。

このままだとすぐ切れ味が悪くなるので、今度は砥石の仕上げ面で最初の部分から研ぎます。

返りがまた出ますので、ひっくり返して同じように返りを取り仕上げました。

研げたかどうか試すには、私は左手の親指のツメに刃を当てて軽く引いてみています。
引いたときに包丁の重みを感じて、中に入って行くような感じがあればオッケーです。

お魚を捌いていてどうもバラバラになっちゃうって場合、包丁を研いで急に改善されてびっくりしたことがあります。
キレキレの包丁で調理を楽しみましょう!

尚、使った後の包丁はクレンザーで洗うとサビが落ちてピカピカになります。
最後に水分を拭き取って保管しましょう。